親とはなんぞや
息子さんが野暮用でこちらに帰ってきておりまして
色々な事がある面倒な息子さんでありますが
ちょっと距離を置く事で
今までの子育てを振り返る余裕が最近は出てきました
我が家には一人息子しかおりませんが
この小粒の一人がですね
かなりパンチの効いたお子様でありまして
この子のおかげで私は親として人間として
ひとまわりもふたまわりも大きく変容させてもらえました
基本的に干渉されるのが嫌いな私に
ストーカーの如くつきまとう息子さんだったもので
生まれてからしばらくはかなりキッツイと思うような毎日であり
私の深い所に押し留めていた
様々な感情を炙り出してくれる存在でありました
自分の思いが通らないと
何時間でも発狂できるすごいパワフルな息子でありまして
小さい頃は落ち着きがなく激しい性格だったので
あれやこれやと
気を回し手を回し
注意やらしつけやら防御策を取るためのあれこれを
ずーーーっとしてたような気がします
ですが
突然小6の時に不登校になった時
実はとても繊細で
びっくりするくらい色々な事を考えている子だという事が
徐々に解ってきて
今まで接していた私のやり方では立ち行かない現実が訪れたのですね
それでも
親として大人として
息子に様々な善かれを押しつけて
息子の心に寄り添うと言うよりも
鞭を打ちながらどうにかコントロールしようとしておりました
そこで折れなかった息子に今となっては感謝なのですが
その時も
自分が納得できない事にはテコでも動かない
という行動を取り続けてくれました
そのお陰で
私は親と言う役割を見直して
息子から様々な事を学ぶ姿勢をとる事にしました
何を考えているのか?
何を思っているのか?
その本質が全く見えて来なかった時に
とっても愕然としたのでありました
私自身が幼い頃
親は共働きで私は必然的に鍵っ子で
姉や兄は居たものの末っ子だった為
誰もいない家に最初に帰るのは私で
しばらくはいつも一人で留守番をしておりいつも寂しい思いをしておりました
わがままや学校に行かないと言う選択肢など
私の中には全くありませんでした
保育園に行ってた頃は
わがままを言って園を休むと
親の代わりに叔母さんが来てくれるのですが
子供心に迷惑をかけていると言う事がわかるのですよね
なので
迷惑をかけるくらいなら私が我慢すれば良いと
感情はずっとずっと奥の方に追いやっておりました
物心ついた時から外では喋らない私であっても
行きたくなくても学校には行かなくては行けないものだと
我慢や忍耐は当たり前と言う環境で育ち
そこしか生きる術は無いと
当たり前のように我慢をしておりましたものでですね
息子の行動が全くもって理解できなかったんですね〜
行きたくないのはわかるが行かないと言う選択をし続ける事が
本当にわからなかったんです
本当に…
しかしですね
それぐらい
私の幼い時の感情は
かちこちに固まっていたと言う事でですね
嫌でも寂しくても悲しくても弱音を吐かずに
ずーーーっと我慢して我慢して乗り越えて来たのでですね
悪しき感情は出してはいけないものなんだと
思っていたんです
当たり前のように…
なのに
息子がいとも簡単に私の我慢を否定するかのように
あっさり弱音を吐いてわがままを通し始めたんであります
そんな私の強固な
我慢大魔王のようなインナーチャイルドの壁はですね
中々崩れることはなく
何度も何度も学校に行けと
息子に負けじと頑張っておりましたが
とうとうですね
その壁が崩れ落ちた時があったのであります
それは
私がいつものように行き渋る息子を宥めたり
引っ張ったりしながら
一生懸命私の思いを伝えていた時にですね
お母さんは僕がどんなに悲しいのかわからないのか?
とね…
真正面に私に向かって大号泣しながら言ってきた事があったんです
当時大親友だった子とすったもんだあった心の傷を
どれだけその事で自分が絶望していて悲しくて
前に進めない痛みがあるのがわからない?
その痛みを見て見ぬふりさせるのか‼️
ってね
言われた気がして
ずーーーっと我慢して頑張っていた当時の私の
インナーチャイルドが大号泣しだしたんです
ずーーーっと悲しみや苦しみを封印して
無視し続けてし続けて
存在すら消していたその子がね
突然出てきて泣き出したんです
私はどんなに悲しくても我慢してたのに
我慢しなくて良いなんて許せない
と言う思いと
私も息子のようにわがままに
嫌なことは嫌と駄々をこねて生きれば良かったんだってね
色々な思いが溢れてきて溢れてきて
息子そっちのけで大号泣しておりまして
息子は逆に引いておりまして😅
泣きながら知らぬ間に寝ていたら
息子がその間に学校に行っていた
みたいな事がありました😂
その時
当時まだ生存中の父がタイミング良く
メッセージをくれてですね
息子はどうだ?とね
孫の心配をしてくれてるメッセージを見てですね
これまた私は号泣し続けた訳であります
私も父に同じように愛されてはいたのでしょうけど
その当時の私には全然伝わってはおりませんでした
その色々な憤りや寂しさが悲しみに拍車かけて
ずーーーっとずーーーっとずーーーっと泣いてました
そんなこんなで
息子は私のインナーチャイルドの
固まっていた感情を炙り出して解放させてくれた
私の救世主なんですよね
そこから
私は息子を子供と言う目線だけでは無く
一人の人間として尊重しながら向き合うようになりました
そこから徐々に息子も変わりだしたのですが
そこから私の崩壊も加速してですね
色々な事に向き合う日々が続きました
当時は本当に深い部分に光を当てる辛い辛い作業の毎日でした
ですけど
そこがあって
やっとわかるんですよ
感情は抑えてはいけないってね
そして
それを教えてくれた息子にですね
親にさせてもらえていると言う訳であります
親と言う字は
木の上に立って見ると書くらしいのですが
その視点を持ちつつ
私は子供の目線に立つ事で
より深く見えてくる物があるように思います
親と言えど
子育てにおいては子供と一緒に成長するようなものです
なので
いっぱい向き合って
いっぱいぶつかり合って
いっぱい学ぶと良いと思いますぞ❣️
子供はね
本当に色々な事を教えてくれます♪
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